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　9月16日、17日の2日間、上海世貿商城で開催された「日中ものづくり商談会＠上

海2010」に参加してきました。今回の商談会は6-7年前から複数の地方銀行が共同で開

催していましたが、今回は出展企業数が過去の商談会の約2倍の334社となり、2日間の

来場者数が5,300人と過去最大の商談会となりました。私は第1回目の商談会に参加し

た経験がありますが、データが示す通り非常に多くの方が来場したことに驚きました。

一時は通路を塞いでしまうくらいの人通りでした。

　海外取引を始めようとする企業にとって、海外取引に対してネガティブになってし

まう要因のひとつに「取引相手の信用度」があると思います。海外に売る立場であれ

ば、相手が約束通りお金を払ってくれるのか...。海外から買う立場であれば、お金は払っ

たけど希望通りの品質で納期通り商品を送ってもらえるのか...。言葉や習慣の違う相手

をどこまで信じたらいいのか不安は付き物だと思います。今回の商談会は、中国に進

出している日系企業との商談に重点を置いています。日本に本社があり、日本人が経

営している現地法人との取引であれば、上述の不安の一部は解消できるのではないで

しょうか（最近中国では日本人が日本人を騙す事件が増えていると報道されており、日

本人だからと言って全て信用できる訳ではありません。残念なことではありますが...）。

　今回私が同行した企業も海外取引はまさにこれからで、リスクの少ないところから

海外取引をスタートさせていこうとする企業でした。商談会が終了して今回の商談会

について社長さんに感想を聞いてみました。

「今回の商談会を通して、日本にいても決して出会うことのない企業と商談ができた。

自分たちの商品の課題も見えてきたし、相手が抱える課題も聞くことができた。収穫

の多い商談会だった。」

　海外との取引は今では色々な形があります。今回の商談会のようなイベントを通し

て日系企業との取引から海外取引をスタートさせることもできます。海外取引に対し

てもっと柔軟な発想と積極的な行動が大事であることを感じた商談会でした。