報告No. 3 提携先工場
バングラデシュプロジェクト第三回報告、今回の報告は、提携先のバングラデシュ企業に潜入です。
訪れたのは、提携先の自社工場。
第一回報告でもふれた、あたかもオフィスビル?と思うようなビルの中で製品が作られていきます。
それでは工場内の様子を交えながらの第三回報告、ご覧下さい。
(工場の外観。見た目は全く普通のビルです。おじゃましまーす。)
まず訪れたのは、サンプル作成現場です。
お客様からご依頼いただいた製品が生産可能か検討し、まずはここでサンプルを作成します。
続きまして、生地の裁断に移ります。
型紙から生地を裁断する様子です。
裁断が終わると・・・
縫製工程に入ります。
民族衣装を着て作業する光景に、異国情緒が漂います。
一枚目の写真(サンプル作成)に帽子をかぶっている男性が写っていますが、あの帽子はイスラム教の国ではよく見られる帽子です。
バングラデシュがイスラム教の国であることが伝わってくるショットです。
こちらでは・・・何をしているのでしょうか。
こんにちは。ここではどういった作業をしているのですか?
工場社員「ここでは生産ラインの管理をしているんですよ。」
ということは、そのコンピュータを使って?
工場社員「その通り!このシステムを利用して、生産が滞りなく行われているのかチェックしています。」
おー、なるほど。
ここが工場のブレーンというわけですね。
おじゃましました。お仕事続けて下さいね〜
なかなかシステマチックな生産管理体制です。想像以上の高い水準をもって管理をしているようです。
生産工程に戻りまして、製品をアイロンで仕上げます。
しわをのばして、きれいに仕上げますよー。
そして検品、タグ付けなどの工程を経て・・・
完成しました!
完成品のシャツを着用したMr. 田中。
かっこいいですよ!!
完成した製品は箱詰めされ、各国へと輸出されます。
こうしてサンプル作成から長い道のりを経て、MADE IN BANGLADESH の服が世界中の消費者のもとへ届けられるわけです。
バングラデシュには日本からも大手アパレル企業が進出していますが、生産効率について、中国に比べるとまだまだ劣る点があります。
しかし、機械や生産手法、生産管理方法など、充実させる余地は多分にあります。一朝一夕には無理でも、時間と経験を積みながら、生産現場は成長していくのでしょう。
今回ご紹介した提携企業に限らず、ダッカ市内にある縫製企業からは「世界中からの注文が殺到している。半年先まで注文がいっぱいだ。」という声をよく聞きます。こうしたことから、いかに世界中のアパレル業界の目がバングラデシュに向いているのか、推察できるのではないでしょうか。
以上、第三回報告でした。
〜 次回予告 〜
報告No. 4 「調印式」(最終回)
次回は最終報告。最後を飾るのは、業務提携契約の瞬間です。
会議室の一室で契約を取り交わすと思いきや・・・
一体何が起こったのでしょうか?!
それでは第四回報告「調印式」お楽しみに。