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今回の輸入は、仕入れ先探しから始めます。（ナンカイにご依頼いただく案件は様々ですが、このように仕入れ先が全く決まっていない場合でも一からお手伝いいたしますので、お気軽にご相談下さい。）

このドクトカゲ、正式にはアメリカドクトカゲといい、その名の通り主にアメリカ南西部に生息しているようです。弊社のネットワークを駆使してその辺りを重点的に調査した結果、数社のブリーダーとのコンタクトに成功。早速交渉に入ります。モノがモノなので、取引先選びは慎重に・・・。毎日のようにやり取りを重ね、ようやく信頼できるパートナーに巡り会えました。

この頃には、当然ドクトカゲとはどのようなものかというのがわかってきたのですが・・・ブリーダーさんからいただいた自慢のドクトカゲ画像がコチラ↓

いかがでしょう？ピンクと黒のコントラストがなんとも言えないこの姿・・・初めの頃は、画像をなかなか直視できなかったチーム・ドクトカゲのメンバーも、価格交渉に入ってくる頃には、色や形、顔つきなどを品評し合えるほどにまで成長。次第に愛着が湧いてきています！ちなみに、タイトルにある、「ヒラモンスター」とは、アメリカドクトカゲの英語名GILA MONSTERを日本語読みしたものです。GILAは「ヒラ」と読むんですね。

さて、無事取引先も決まったドクトカゲプロジェクト。ここまで順風満帆に進んでいるかのように思えますが、やはりそこは生き物の輸入。しかも特殊な生き物だったので、温度管理をしながらの特別輸送、梱包方法や通関時の扱いなど多くの問題がありました。それらの細かい条件をひとつひとつ確認してクリアしていき、無事契約締結にこぎつけた後は、早速輸入への手続き開始です。

前回記事でも述べたように、このドクトカゲを輸入するには、輸出国の許可書が必要になってきます。これがいわゆる、CITES（サイテス）と呼ばれる書類。これをアメリカのワシントン条約管理当局で手続きしてもらい、待つこと約１ヶ月・・・。ようやく書類が準備できたとの連絡を受け、今度は日本側での手続きへ。ドクトカゲ達が来日する前に、「きちんと輸出国で許可を受けてますから輸入させて下さいね」という申請をします。必要書類を揃え経済産業省へ出向いて申請手続きを済ませ、数日後・・・無事、海江田万里経済産業大臣の印鑑をもらうことができました！

これでなんとか無事輸入できそうな目途が立ちました。チーム・ドクトカゲもほっとひと安心。後は、無事元気な姿で到着することを祈るのみです・・・。