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ヒラモンスター上陸!〜チーム・ドクトカゲの奮闘No.1〜

2011/06/06 オススメ

それは、とあるお客様からの、ドクトカゲなるものを仕入れたい、という一言から始まりました。



ドクトカゲ・・・?社員誰もが初めて聞く名前。様々な商品の輸入のお手伝いを長年してきたナンカイにとっても、このような依頼はおそらく初めてです。お客様からの情報によると、なんでもトカゲの中で唯一毒をもっている非常に希少な生物で、爬虫類愛好家の間では結構な高値で取引されるペットなんだとか。

 


明らかに怪しげな生物ですが、そんな希少な生物、そもそも日本に輸入できるのでしょうか?動物の輸入は、ワシントン条約で厳しく規制されています。仕入れ先のあてもありません。どこか売ってくれる相手先はあるのでしょうか?

 


わからないことだらけだけど、なんだか面白そう!と興味を持った社内スタッフで、早速チーム・ドクトカゲを結成。怪しい生物の輸入に当初は難色を示していた上司を説得し、調査を開始しました。ちなみにメンバーは全員女性スタッフ。女性の方が爬虫類好きなんでしょうか・・・。

 



まずは輸入可能な生物かどうかを調べた結果、ワシントン条約(CITES)の附属書Ⅱ類掲載種だと判明しました。

 

※附属書Ⅱ類掲載種とは...現在必ずしも絶滅のおそれのある種ではないが、その標本の取引を厳重に規制しなければ絶滅のおそれのある種となるおそれのある種又はこれらの種の標本の取引を効果的に取り締まるために規制しなければならない種。輸出国の許可を受けて商業取引を行うことが可能 (外務省HPより抜粋)


これらを輸入するには、輸出国・地域政府のワシントン条約管理当局が発行する輸出許可書の他、経済産業大臣の輸入に関する確認を受けないといけません。逆に言えば、それができれば輸入は可能ということです。必要になってくる書類や情報について予め関係各署に確認をした上で、輸入は可能だと判断し、次のステップへ。

 



次はいよいよ、仕入れ先探しです。果たして、このドクトカゲはどこにいるのか?日本向けに販売してくれる会社があるのか?チーム・ドクトカゲの奮闘はまだまだ始まったばかりです。

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