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国際的詐欺事件にご注意

2013/06/12 お知らせ

 お年寄りをターゲットにした「振り込め詐欺」が日本国内では話題になっていますが、海外でも同じような「振り込め詐欺」が発生しています。弊社の取引先で以下のような詐欺行為がありました。

 長年取引をしている台湾のシッパーから突然振込先変更の連絡があった。いつも連絡のあるメールアドレスからのメールで、一見すると不審に感じるところは何もなかった。いつもの台湾の口座から中国に口座が変更になっており、不審に感じた日本の輸入者が本当に口座が変わったのかどうか確認するために電話をしてくるようシッパーにメールで返信。偽のシッパーから、出張で数日間事務所を不在にするので兎に角先に新しい口座に商品代金を振り込むよう返信があった。日本の輸入者がますます怪しく感じ、本当のシッパーにファックスを送信して口座変更の有無を確認。本当のシッパーから口座は変更していないと返事があり、「振り込め詐欺」であったことが判明。

 上記の例は、詐欺行為を行ったものがメールアドレスをハッキングして、あたかも本当のシッパーを偽って送金先口座の変更を伝えてた巧妙な手口でした。メールアドレスだけでは口座変更の連絡をしてきたのが本当のシッパーなのかはたまた偽のシッパーなのか判断がつきませんが、日本の輸入者がメールではなくファックスで口座変更の真偽を確認したことで、偽口座に商品代金を振り込まずに済みました。

 別の例で、「メールアドレスのドメイン登録詐欺」もありました。ドメイン登録詐欺の手口は以下のようなものです。

 中国のとあるドメイン登録会社から、「中国の◯◯社より、御社と同じドメイン使用登録の申請があった。このまま連絡がなければ、その会社の希望するe-nankai(仮)のドメイン登録を進める。異議申立てがあれば7営業日以内に連絡が欲しい。」という内容のメールが突然送られてきた。

 このメールに応じて異議申立てをすると、ドメイン登録を阻止するためにドメイン登録手数料の支払い請求が来るそうです。

 インターネットが普及して、海外から怪しいメールが毎日のように送信されるようになりました。ちょっとでも怪しいなと思ったらご自身だけで判断するのではなく、弊社のような貿易コンサルティングや第三者にご相談することをお薦めいたします。

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