今年の秋の広州交易会ツアーは10月17日から20日の日程で開催しました。今回は買付けツアーとしては初めて1期を見て回ってきました。
1期に出展している企業のカテゴリーは、家電、電子部品、工具、各種機械、建材、照明器具、自動車及び付属品となります。今回は自動車関連のブースなど、個人的に縁遠かった業界のブースも見ることができ、大変勉強になった部分もありました。
全体を通して言うと、1期は2期と比べて日本人のバイヤーが少ないという印象でした。その原因は出展企業のカテゴリーが関係しているのではないかと思います。特に自動車、バイク関係や各種機械のブースでは日本人バイヤーはほとんど目にすることがありませんでした。これらのブースではアフリカや中東のバイヤーの存在感が強く、中国製のバイクや機械がアフリカ、中東諸国に大量に出回っているんだろうなと容易に想像できました。
日本人バイヤーは少なくても、各国のバイヤーが集まり、その熱気は1期も2期も変わることはありませんでした。この熱気、パワーが中国にはまだまだあるし、相変わらず世界中の人々を引きつけていることを実感してきました。中国の熱気を如何に取り込んでビジネスにするか。非常に難しい課題ではありますが、対中ビジネスを考えるうえで避けては通れないように思います。